太陽

狂った世界の真ん中で 知る人ぞ知るの歌を聞く やっと僕は人心地 生きるに値を見つけ出す 今時がくれば 君はまた寄り沿い 僕を救ってくれるだろう 僕を愛してくれるだろう 更なる試練と悲劇を余所に 僕を抱きしめてくれるだろう もうずっと餓えている 機能してない毎日に 太陽のよに降り注ぐ 君の笑顔で僕は満ちる 君の尺度で僕も笑う 狂った世界の真ん中で …

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直走れ

走れ走れ全てを投げ打て 振り向いている暇はない 息をついている暇はない 己を忘れて直走れ 汗にも構わず涙にも構わず 誰の声も耳にするな 情に流されず心砕かれず ただ閉ざしたまま直走れ もう直ぐそこまで来てるぜ憂鬱 飲み込まれる前に飲み込んじまえ あの月のよに堂々と あの太陽のよにギラギラと あの星のように真っ直ぐに 己を忘れて直走れ 大きな窪みを乗…

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或る日

ああこのままじゃ終えられない 苦渋の糸に操られ 今か今かと待ち侘びる だけど今宵も迎えは来ない なりたいものになりたくて  なりたいだけでは叶わずに なれない自分を押し隠し いつしか重い風邪をひく どうしようもない駄目なあなたは どうしようもない自分と重なって 何だか素敵に見えました 空の色まで素敵でした

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世の中さよなら

誰も悪くはない ただ一言 「生んでしまってごめん」 誰も悪くはない 生まれた事が悪だったのだ

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Dreamer

誰にも知られなくていい むしろこのまま散ればいい ただ潔く軽やかに あの扉に向け発てばいい 正直言ってしまえば 未練が無いって訳じゃない 叶わぬ夢を 必死に追い求めるのが人間なら せめて僕の分は君に托して いつでも笑っていて欲しかったのに 何故そんなに簡単に手放すのですか 血の滲むようなあの日々を 過ぎた事だと片付けるには あまりにも重過ぎる君の努力を …

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残酷な神様へ

どうしてあなたは あんなにも素敵な夢を 私に見せてくれたのでしょう それはあっという間の出来事だったけれど 一生分楽しかったし 一生分嬉しかった 一生分笑って 一生分泣いて そして全てが終わった時に 私はただのみすぼらしい 一匹の蛙に戻ってました いつの日か春が来れば きっとあなたは戻って来るのだと ずっとずっと信じていたけれど 端から幻影だった姿は …

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時雨

時折僕はふと考える こんなやり方は実は正しいのだろうかって 後悔だけは死んでもしたくないと いつも急き立てられるように生きて来たものの 何も残せず何も変えられなかった 立ちはだかる見えない敵は 嘲るように今日も上から僕を見下ろしている ただすいませんと謝ってしまえばいい 小さく隅で目立たぬように 波風立てない道を選んで そっと伏目がちに歩けばいい 誰にも気付かれ…

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天空のローブ

小さな小さな風穴は やがて大きな流れを起こし 眠れる情は止め処なく溢れ出て みるみる間に機となる その魂の形にも似た 音色粒を編むように 言葉を重ねて紡ぐ糸 何処か浮世と掛け離れ 禁断の浦へ通づる者は 果てる事無き試練を背負い この先どんな出会いにも 心を躍らせる事は無い それでも 私が選んだ道だから 一生お慕い申し上げます あなたがあの時一瞬で…

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13の夏

夏の終わりの雲は僕に 話し掛けているよな気がしてさ こっそり誰も見ていない屋上で 「なんか用」って返事をしたら 「僕はもう少しここにいたいんだけれど  もう直ぐ迎えが来るんだよね」って 僕はまだまだ一緒にいたかったから 「ええっやっと話せたばかりなのに」って言ったら 「内緒だよ」って大きな手を伸ばして そして僕の頭を撫ぜて笑った 「ほら もう大丈夫  君は今年も…

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幸福な結末

小さくて儚い望みを その日の糧にして 何とか生き繋いで来たけれど もう全てが遅過ぎたのか 終わったのか それが最後のチャンスか 試練だったのか 人の心の複雑と 何より君の変心が 私の胸に突き刺さり 思考全てを停止させる あなたは私に命を吹き込み 生きる知恵と勇気を与え 愛する事は歌う事と 諭してそれから飼い殺しにした 喜びに震える瞳は 日を追って見事に凍り付き…

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