三回忌

あなたは突然現れて
そして煙のようにふわふわ消えて行った
実像を捕らえる間も無く
その目を見詰める事さえ出来ずに
言葉の余韻だけを残して
あの日あなたはこの世を去った

でもそこにいるんでしょ

出会うのが遅過ぎたと
悪い予感を口にしていたあなたは
自然と戯れるに相応しい人だったし
寒がりの私はそんな所へは
とてもお邪魔出来ないと思ってたけど
そうね手足が無くなったら
今度は自由に飛べるから

それは悲しい事なんかじゃない
それは悲しい事なんかじゃないの

ああ沢山の待っている人がいて
私はもう少し悪足掻きだけど
見守っててね 支えていてね
失敗しても私らしいねって
あの日のままの笑顔で笑って

淋しくないって言ったら
強がりに聞こえるかしら

涙は心の海のように
そして君はまるで広い海原のように

暖かかった