桜道

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此処から先は修羅の道
きっぱり辞めろと人は言う
どうせ灰になるのなら
業火にその身を焼くも良し

一番星が出る前に
通りの鐘が鳴る前に
ひとひら自由と喧騒を
あなたと共に歩めたら

私はそれで幸せです
全て欲しいとは言わぬから
ぜめてあなたの肩の花びら
そっと私に触れさせて

あの春の匂いと一緒に
思い出だけが欲しいのです