僕ism

やるっきゃないでしょやれなくても 犠牲を払うのもまた仕方無い事さ それでどんなに誤解を受けようが やらないでいる僕ならもういらない やらないでいる僕にもう居場所はない 誰かが見てなくても 誰もが望んで無くても 精一杯穴を掘って打ち立てるんだ 最初はヨレヨレのTシャツに描いた 決意と希望の星を掲げて ああでもどこか頼りなげだな 同じように生まれて同じように乳飲んで育…

続きを読む

ロマンス

人には誰にも言えない秘密があるのだと 知ったのはいつの頃からでしょう 僕が汚してしまった 君の涙を 君の痛みを 分かち合うことさえせずに 笑って踏み付けにした 心の中ではいつでも 「ごめん」って言っているんだ 心の中ではいつでも 「すまない」って囁いているんだ でも言葉には出来ない 卑怯でも卑劣でもいいよこのまま 罪を背負って生きて行くんだ 僕の口を割ろう…

続きを読む

挑戦権を私に

もう人のものだからとて 奪っちゃいけない? 奪っちゃいけないの? 大体どちらが先とかやらで 人生全てが決まってしまうなら 契ったその場で轡をかませて 二度と世間に目が向かないように 去勢しちゃえば良かったじゃない 少なくとも私の前には 現れないで欲しかった どうせなら 納得行く言い訳を どうせなら 納得行くさよならを どうせなら どうせなら 一度で…

続きを読む

Dead end (創作詩)

会いたい 会いたい  ただそれだけなのに叶わない 一日の記憶 一日の喪失 死にひた走っている私 それに追従するあなた どこかで間違ったのかと 振り向いたけど誰もいない ただ電柱の影で泣いているあの娘は よく見たら幼い頃の私のままで ねえ誰も繋いでくれない右手を 大切に思ってくれる人などいるの ねえ誰にも抱いて貰えない身体 魚の餌にでもなれば…

続きを読む

征服してよ

私の手首から足の先まで うなじから髪の先まで あなたのものよ あなたのものよ だけど心は贅沢だわ 色んなものが欲しくなる あのタワーの上の星とか ショーウィンドの透き通った箱とか いきなり困らせてみたくなって 詰まらない振りをしてみるの 本当は あなたにもう首ったけ あなたにもう首ったけ 今このまま時間を忘れて 動けないまま体を重ねて 汗ばむ…

続きを読む

まだ自伝は書けない

君がこのまま 無名のまま旅立って行くなど 僕は許せない 君の音楽で僕は笑い 君の音楽で僕は震えた 時には空さえ飛べるように浮き足立ち また時には誰も知らない朝靄の湖の 水面に泡立つ魚の吐息のように 秘めやかで厳かな音色を奏でる 僕は長い事生きて来て やっと一つの事に気付いた どれほどの音楽が日常に溢れていても 本当に大切なものは僅かなのだと 時を経て粛清され…

続きを読む

常闇

右を見ても暗闇で 左を見ても蛇の道で 同じ顔した集落に 一筋の川が通ってる このまま流され行くもよし 流れに抗い沈むもよし それで終焉など変わるまい 命に億劫の例も無い 今あなたがそれまで生きた 全ての痕跡を拭い去ろうとしても 誰かがあなたを知る限り 脈々とそれは語り継がれる 晴れがましいよな功徳も 人知れず犯した罪業も 最後その運命を果たさんとする時に …

続きを読む

月と星と太陽と風の子へ

もしも君が僕の事知りたいのなら まずは君の事僕に話して下さい それがコミュニケーション それがバイブレーション ねえねえ君の事 僕はまだ知らないから 同じ星を見ても 違う色に見える 同じ月を見ても 違う形に見える それは淋しい事じゃなくて それは嬉しい事なんだよと 気付かせてくれたのは君だよ そう音楽が何より好きな君 同じ音を聴いて 違う所に感じて …

続きを読む

偏愛

言い訳なんてしないで ただ好きって言えたら良かったのに 僕が欲しがってたものは何だろう 絶対の約束 絶大なる信頼 そんなものありっこないって 本当は端から信用してない そう君が女で そう僕が男で だから心変わりもする 他の優しさも欲しくなる 好きって言う気持ちを 泥に塗れたものにしたくないなら 一生片思いでいればいいさ そいつが誰を想お…

続きを読む

三回忌

あなたは突然現れて そして煙のようにふわふわ消えて行った 実像を捕らえる間も無く その目を見詰める事さえ出来ずに 言葉の余韻だけを残して あの日あなたはこの世を去った でもそこにいるんでしょ 出会うのが遅過ぎたと 悪い予感を口にしていたあなたは 自然と戯れるに相応しい人だったし 寒がりの私はそんな所へは とてもお邪魔出来ないと思ってたけど そうね手足が無くなったら…

続きを読む