神様へ

あまりにも悲し過ぎると人は 音楽を聴きたくなってそして そんな時私は あなたの音楽と出会いました あなたの音一つ一つに 魂を込めるようなやり方が大好きで 私も真似したくて随分勉強したけれど 何時になってもあなたの裾野にも 辿り着く事が出来ませんでした 唯一私に取柄があるとするなら それは歌う事でして あなたの音に誰よりも忠実に あなたの心に誰よりも寄り添えるように…

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不惑(返歌)

どこまでも惜しみなく 自分を与える事が出来ない こんな不自由を誰に叫ぼう それでも恋は突然訪れて 私の心をトントンってノックして そして聞くのよ 「それでいいんですか?」って 「いいえ」答えは決まってるけど 敢えて気付かぬ振りをするの これ以上傷付きたくない 今以上迷いたくない だけど駄目ですやっぱり心が 自然とあなたに向いてしまう 自然とあなたを探…

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極彩

恋に走る僕には もう何もかもが目に入らない それでいて街の空気が新鮮で 目に映るもの 耳に入るもの全てが 踊りながらキラキラと僕を 不思議な世界へと誘う 君の筆と僕の筆が交じり合い 一つの神秘的な絵を描き上げる この気持ちだけは 誰にも負けない だから 先の事など考えず 一秒一瞬を僕に託して 僕だけが君の絵を描き尽くす 僕なりのやり方で 僕なり…

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黙殺

ぼくを殺るのは簡単さ 聴いてる振りをすればいい 影で手ぬるい噂より 側でこそこそ言えばいい 奴を殺るのも簡単さ あらゆる手法で近付いて 「元気ですか」と油断させ 差し出す魔の手を引けばいい 人を殺るのは簡単さ 言葉の隙を衝けばいい 出来るだけ執拗に あくまでも冷淡に それでいて的確に 的を定めて矢をつがえ 後一歩かと言う手を阻み 闇の世界の声がした …

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僕らのバラード

僕はもう待って待って 待ちくたびれて涙さえでやしない 何処にいるんだろうって 何をしているんだろうって 例えばあの戦争をしている国だったら 例えばあの貧困で喘ぐ国だったら 僕らもう生まれた意味さえ知る事無く 死んでいたかも知れない 死んでいたかも知れない あの時僕はオールを手放してしまったんだ 進もうとしているゴールも解からず このままじゃ駄目だって 僕ら…

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巧み

話し過ぎても詰まらないが 話さなければ始まらない 何を始めようとしているのか 始めがあれば終わりがあるのか それさえ測れぬ不安定な存在よ あの日私は守らなきゃならないものを 自らの手で壊してしまい それを必死で取り繕ろおうとして 更に深い絶望の淵へと立たされてしまった 全ては 自業自得 自己責任を取れる程には 発達してない私の手足は 新たなる人との絆を結ぶのも…

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捨ててくれて有難う

いつまでも君を失いたくないと 心だけは片時も離れずいたけど 私やっと独り立ち出来そうなの だからあの時の事忘れていいのよ あれからずっと繰り返し繰り返し あなたの言葉をなぞってみた 何故そんな事を言ったのかと でもまだまだ幼稚な私には理解出来なくて 日がな一日泣き続けたり 運命を儚んだりもう駄目だとしょげ返ったり いっそ自分の存在なんて 無くなってしまえばいいとさえ…

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短調

それは魂を交わす儀式で 強く結ばれていればいるだけ 別れはそれだけ狂おしくて この想いを全て歌に閉じ込めて そしてあなたに捧げるのよ 聴いていても聴いてなくても 私にはそれしか出来ない もう明るい日差しの下で 心から笑う事は出来なくても 涙の分だけ涙の分だけ 純粋な結晶が取り出せるのだと 想い出の箱の中 沢山詰め込まれた悲しみの石が 光彩を放つ時それが 私…

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鬼人

それはただの友情だったのか それとも 日々目まぐるしく変わる環境に 堪えかねて枯れて行った花達 私だけは忘れない その無念をどうかこの胸に 何処までやれるかは判らないけど ただ一つだけ言える事は 明日は必ずやって来る 明日は必ずやって来る どんなに運から見放され どんなに暗闇を味わおうが 君はきっと最後の時まで その頑なな意思を貫く事だろう そして…

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歌いたい事があると言う幸せ

君を失った時僕は もう歌など書けないと思った 描いた文字はあっと言う間に 灰色になってパラパラ落ちた 君を失った時僕は もう歌など歌えないと思い それでもまるで恨みを晴らすように 孤独な塊をぶつけるように歌い続けた 歌うと言う事はどんな事だろう それは自分の為に それとも他人の為に 別の彼はそれまでの自分は 自分の為に歌って来たのだけれど これからの人生…

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