歌いたい事があると言う幸せ

君を失った時僕は もう歌など書けないと思った 描いた文字はあっと言う間に 灰色になってパラパラ落ちた 君を失った時僕は もう歌など歌えないと思い それでもまるで恨みを晴らすように 孤独な塊をぶつけるように歌い続けた 歌うと言う事はどんな事だろう それは自分の為に それとも他人の為に 別の彼はそれまでの自分は 自分の為に歌って来たのだけれど これからの人生…

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今宵見えなかったものを探しに

昨晩ちょっと泣いた それは心の中でまだ 煮え切らない想いがあったからなのか やっと二人で生み出したのにね 何で上手く行かなかったんだろうね それもこれも縁なんだろうけど 何でだろう 何でだろう 一人で大丈夫な振りをした そうだねそれはそれまでと 何ら変わらない生活 何ら違わない感情 いいえ嘘です嘘なんです 本当は駄目です駄目なんです 一人に慣れた事な…

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風鈴

走っても走っても 追って来る黒い影を 振り切るようにしても 夢の中まで忍び込んで来るから この歌は貴方の為に書いたのよと そうやって何度も口ずさんで だけどそれは叶わぬ願いと 箱の中に閉じ込めてまた見ない振り ただ私は淋しくて淋しくて 一人になるのが恐ろしくて どうしようもなくつのる想いを 夥しい程の言葉で 埋め尽くして誤魔化した それがどういう結末を導くの…

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断切

パンドラの箱 開けてみたがったのは私 怖いもの知らずの 怖いもの見たさで 心の闇に手を伸ばし 今日を限りと眦を裂く 其処に見たものは二匹の蝶で 光を縫い背中を天に向けて 激しく羽ばたき鬩ぎ合いながらも どこか其れは神憑り的な優雅さで 私はつい 見蕩れてしまった 私はつい 見蕩れてしまった いつしか燃え盛る二匹の蝶は 一つの塊となって宙を泳ぐ そのメ…

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血意

上手くないからせめて 心を込めて作ろうと思う だけど時々解らなくなる 何に想いを込めたらええやら 何に想いをぶつけたらええやら 届かない届かない どう背伸びしてもあの空には 届かない届かない どう背伸びしてもあの夢には 届かない届かない どう逆立ちしたってあの人には あの人は神だった 私に無いものを全て兼ね備えていた そして憧れはいつしか 血塗られた記…

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フィルター

私のフィルター ジャンルとか関係なくて 好きか嫌いだけ どこがどうとか説明出来ないんだけど やっぱりね ハートに響く音が好きなの 私のフィルター 人種とか関係なくて 良いか悪いだけ だって音は目じゃなくて耳で感じるものよ そしてそれをそのまま脳に伝えたら 本当の事が良く解かるの 今目を閉じてあなたの音を聴くと 踊るようなあなたの指先が ピアノを弾くのが解かるの …

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always

それが答えなら いつだって消えてあげるよ 初めから無かった事だと思えばいいんじゃない 初めから無茶だったのだと悟ればいいんじゃない 誤解しないでね 私が欲しかったのはあなたの心だけで 他は何もいらなかったし 形式などどうでも良かったのよ 歌いたい事なら沢山あるけど 歌いたい歌なんてそうあるものじゃない 例えば空が青いと感じるように 例えば雲が白いと感じるよう…

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Linkage

何かやり残した事があったと そんな気がして後ろを振り返ると 何処からともなく風が吹いて 私を呼んでいる声がした ねえ君今何を想う そこら中の全てを取っ払ったら 私を戦友として認めてくれるの 私を同士として扱ってくれるの 何処まで行っても行き止まりなら こんな人生なんて投げてしまえばいい 何処まで落ちても下り坂なら せめて結んだ手で君を捕らえてしまえば良かった …

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奏儀

苦しいです苦しいです 此処から抜け出す術などないけど せめて私が鳥だったらせめて 余分な言葉で己を穢したりせずに そっとあなたの頭上をそっと くるりくるりと周りながら 届かぬ声で唄い続けるのに この舌がこの脳がこの髪が この指がこの胸がこの眼が 覚えているの 覚えているのよ あなたの全てを 身勝手に傷付いたのはどちらの方でも 身勝手に傷付けたのはどちらの方で…

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剥落

感情を ただただ感情を 薄めてしまえばそれでいいの 赤で血塗られた夜 藍で染められた朝 皮膚中にペイント 胸中にフェイント ほらね君と僕とは水と油で いつになっても混ざり合えないまま 互いを互いで傷付け 互いを互いで詰って そして 互いにしか解からない標を使って 何処までも深く相手を探ろうとしてしまうから 好きなものを沢山増やして 好きでもないものも…

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