僕らのバラード

僕はもう待って待って 待ちくたびれて涙さえでやしない 何処にいるんだろうって 何をしているんだろうって 例えばあの戦争をしている国だったら 例えばあの貧困で喘ぐ国だったら 僕らもう生まれた意味さえ知る事無く 死んでいたかも知れない 死んでいたかも知れない あの時僕はオールを手放してしまったんだ 進もうとしているゴールも解からず このままじゃ駄目だって 僕ら…

続きを読む

巧み

話し過ぎても詰まらないが 話さなければ始まらない 何を始めようとしているのか 始めがあれば終わりがあるのか それさえ測れぬ不安定な存在よ あの日私は守らなきゃならないものを 自らの手で壊してしまい それを必死で取り繕ろおうとして 更に深い絶望の淵へと立たされてしまった 全ては 自業自得 自己責任を取れる程には 発達してない私の手足は 新たなる人との絆を結ぶのも…

続きを読む

捨ててくれて有難う

いつまでも君を失いたくないと 心だけは片時も離れずいたけど 私やっと独り立ち出来そうなの だからあの時の事忘れていいのよ あれからずっと繰り返し繰り返し あなたの言葉をなぞってみた 何故そんな事を言ったのかと でもまだまだ幼稚な私には理解出来なくて 日がな一日泣き続けたり 運命を儚んだりもう駄目だとしょげ返ったり いっそ自分の存在なんて 無くなってしまえばいいとさえ…

続きを読む

短調

それは魂を交わす儀式で 強く結ばれていればいるだけ 別れはそれだけ狂おしくて この想いを全て歌に閉じ込めて そしてあなたに捧げるのよ 聴いていても聴いてなくても 私にはそれしか出来ない もう明るい日差しの下で 心から笑う事は出来なくても 涙の分だけ涙の分だけ 純粋な結晶が取り出せるのだと 想い出の箱の中 沢山詰め込まれた悲しみの石が 光彩を放つ時それが 私…

続きを読む

鬼人

それはただの友情だったのか それとも 日々目まぐるしく変わる環境に 堪えかねて枯れて行った花達 私だけは忘れない その無念をどうかこの胸に 何処までやれるかは判らないけど ただ一つだけ言える事は 明日は必ずやって来る 明日は必ずやって来る どんなに運から見放され どんなに暗闇を味わおうが 君はきっと最後の時まで その頑なな意思を貫く事だろう そして…

続きを読む

歌いたい事があると言う幸せ

君を失った時僕は もう歌など書けないと思った 描いた文字はあっと言う間に 灰色になってパラパラ落ちた 君を失った時僕は もう歌など歌えないと思い それでもまるで恨みを晴らすように 孤独な塊をぶつけるように歌い続けた 歌うと言う事はどんな事だろう それは自分の為に それとも他人の為に 別の彼はそれまでの自分は 自分の為に歌って来たのだけれど これからの人生…

続きを読む

今宵見えなかったものを探しに

昨晩ちょっと泣いた それは心の中でまだ 煮え切らない想いがあったからなのか やっと二人で生み出したのにね 何で上手く行かなかったんだろうね それもこれも縁なんだろうけど 何でだろう 何でだろう 一人で大丈夫な振りをした そうだねそれはそれまでと 何ら変わらない生活 何ら違わない感情 いいえ嘘です嘘なんです 本当は駄目です駄目なんです 一人に慣れた事な…

続きを読む

風鈴

走っても走っても 追って来る黒い影を 振り切るようにしても 夢の中まで忍び込んで来るから この歌は貴方の為に書いたのよと そうやって何度も口ずさんで だけどそれは叶わぬ願いと 箱の中に閉じ込めてまた見ない振り ただ私は淋しくて淋しくて 一人になるのが恐ろしくて どうしようもなくつのる想いを 夥しい程の言葉で 埋め尽くして誤魔化した それがどういう結末を導くの…

続きを読む

断切

パンドラの箱 開けてみたがったのは私 怖いもの知らずの 怖いもの見たさで 心の闇に手を伸ばし 今日を限りと眦を裂く 其処に見たものは二匹の蝶で 光を縫い背中を天に向けて 激しく羽ばたき鬩ぎ合いながらも どこか其れは神憑り的な優雅さで 私はつい 見蕩れてしまった 私はつい 見蕩れてしまった いつしか燃え盛る二匹の蝶は 一つの塊となって宙を泳ぐ そのメ…

続きを読む

血意

上手くないからせめて 心を込めて作ろうと思う だけど時々解らなくなる 何に想いを込めたらええやら 何に想いをぶつけたらええやら 届かない届かない どう背伸びしてもあの空には 届かない届かない どう背伸びしてもあの夢には 届かない届かない どう逆立ちしたってあの人には あの人は神だった 私に無いものを全て兼ね備えていた そして憧れはいつしか 血塗られた記…

続きを読む